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高まる数値と料理番

 最近のシロフォンは御機嫌である。
 理由は、リングに新しいメンバーが加入した事である。

 タイタニアでウァテスの女の子・リールー。

 シロフォンと一二を争いそうな背の低さが印象に残る。

 アクロポリスで彷徨っていた所を偶然居合わせたシロフォンに保護されて、そのまま他のメンバーと合流。

 そしてそのままリングのメンバーとして、今の生活を満喫している。


 他のメンバーよりシロフォンに懐いているのは、シロフォンと出会った時に丁度お腹を空かせていたために、御飯を食べさせた事がキッカケらしい。

 リールーが言うには、
「シロおねーさんの作ったお菓子が一番好きなのー」
と、言う。


 シロフォンは自分の作った料理を褒められて嬉しくないワケが無い。

 最近では体内時計が正確になって、時間になると箸とお椀を持ってシロフォンの家に訪れるのが日課となっている。







 外からバタバタバタと慌ただしい音が聞こえて来たかと思ったら、
「シェフ、腹減ったから何か作ってくれ」
 最初に来たのはジェディだったが、その後に続けて
「あっ。りーが先だよーシロおねーさん、マシュマロ食べたいー」
と、リールーも姿を見せ、最後に出て来たのは
「ピザ食べたい。チーズ&チーズお願い」
 先日からずっとピザに対して並々ならぬ食欲を見せているノルスレイ。
「先に来たのは俺だろ。シェフ、シチュー頼む」
「りー、マシュマロ食べたいのー」
「マシュマロは主食じゃねぇよ」
「・・・・・・・アイダホスペシャルも美味しそうだなぁ。でも1人で食べられるかな?」

「うるさい!!フォン姉さんの邪魔しに来たのか!3人共、黙って待ってろ!!」

 ハネウタの怒声で口論が終わる。・・・・・・と、云うのがパターン化している。



 またある時は。
「「美味しそうだねー」」
 カーディナルとリールーの声が見事に重なり、2人は互いに顔を見合わせた。
「カー君の方が大きいねー。いいなー。」
「そうかな?リールーの方がチョコクリームが多い気もするけれど・・・・・・・?」
「リーはMPいっぱい消費するから、甘い物が一番なのー」
と、互いの皿に乗っているチョコケーキを見比べている。
「どっちでも同じだよ?」
と、完全に第三者として傍観しているデュレスは、のんびりと特製激辛カレーを食べている。
「カー君の方が大きいよー!」
「だったら、リールーの方のクリームの方が僕より多いよ!」
と、互いに一歩も譲らないと云った様子を崩さないが、少し口論に近付いて来た。
「・・・・・・兄さん、止めてやろうぜ」
と、ティーエルにタオルと云う名の仲裁役を求めた。
「しょうがないなぁ・・・・・・・シェフ、この2人にもう1個ずつケーキを作ってくれませんか?」
「うん、任せてっ」
 ティーエルはブツブツ言いながらも、今にも取っ組み合いを起こしそうな2人に打開策を与えた。
「シロフォン、僕はクリームとフルーツ多めで」
「リーはナッツ入りも食べたいのー」
と、さり気無く好みのトッピングを加えた2人。






「フォン姉さん。食材が大幅に減ってるんだけど・・・・・・」

 冷蔵庫を開いたハネウタの一言。
 理由は判っていたので敢えて口にしなかったが、
「うん。皆食べ盛りだもんねっ!」
と、料理を作る本人は熟知していた様だった。

「ハネちゃんは何か食べたい物でも有るの?」
と、料理レシピ本をパラパラ捲りながら問い掛ける。
「いや、あたしは今は特に・・・・・・・」
「シロおねーさーん!おやつ食べたいー!」

 ハネウタの言葉は来客・リールーの声に掻き消された。

「こんにちは、ハネちゃん。ハネちゃんもオヤツの時間?」
「お前と一緒にするな。あたしは今さっき食べ終わったばかりだ」

 そう言いながら食べ終わった食器をリールーに見せる。


「そうそう、シロおねーさん。お土産だよー」


 バッグの中から、ミネラルウォーターやらカカオ豆やらキャビアやら、北方面の採集物が出て来た。


「わぁ!ありがとう!!」
「どういたしまして~だよー」

 リールーは最近の狩り場をノース方面に変えていた。
 其処で採集出来る食材を集めて、シロフォンに御土産として渡していたのだった。

「水は貴重な材料だし、ノーザン方面は食材の宝庫だからね。いつも助かってるよっ」
「あはは。また今度、いっぱい持って来るよー」

 盛り上がっている2人に対し、何やら仏頂面のハネウタ。




(何か・・・・・・・・面白くない)




 ハネウタは、シロフォンが作っておいたサンドイッチとマジックキャンディーをバッグに詰め込んだ。

「フォン姉さん、あたしノーザンに行って来る!留守番頼むぞ!」

 そう言うと、ネコマタのミルローズを連れて足早に家から出て行った。


「ハネちゃん、どうしたのかな?」
「うーん、どうしたんだろうねー?シロお姉さん、マシュマロ食べたいのー」
「はいはい、ちょっと待っててね」








「あたしだって、食材集めぐらいなら出来る!ノーザンだったら、あたし1人でも戦えるから大丈夫だ!」







 猛吹雪の中、燃え盛るソーサラーが狩りをしていたと言う噂だけがノーザンに広がったらしい。



2007.06.03/Author:苑@丸投げ
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2007/06/03(日) | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0)

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